ロンドン2日目 | 逸脱と研鑽の公案

ロンドン2日目

昨日は、ロンドンアイで萎えてしまったので、気合いを入れた2日目、開始!
今日は仕事へのフィードバックも兼ねて、ロンドンのギャラリー巡りだ!!

まずはテートモダンへ。
一頃話題になった、「ミレニアムブリッジ」を渡ってGO。
補修のかいあってか、橋はもうグラグラしませんでした。

ミレニアムプロジェクトで開発された元発電所のテートモダンは、
その成り立ちからして素敵でした。
電気をつくる形で近代に奉仕したところを、
知的創造物のアーカイビングにより、未来を紡ぐ、新しい対話とアイディアを生む場に。
なりは無骨ですが、たいそうエレガントなリノベーションだと思います。

と、仕事柄かワクワクしながら中へ。
先日CSで伝記映画を見た、フリーダの展覧会をやっていました。
チケットを購入し、展示会場へ行く前に、
売店やフリー展示物などをじっくり見て回ること1時間。

満を辞してフリーダ展へ。でも入れず。。。。。。
時間制でチケット発行していたらしく、
他をじっくり見すぎていたため、買ったチケットの時間を過ぎている!!
今日も負け日な予感が。

気を取り直して、ギャラリー巡りは続き、
最後はビクトリア&アルバート美術館へ。

ちょうど15年前、中坊のガキ時分に英語武者修行で訪英したとき、
これまで体験したことのないスタンスにすっかり感動し、
その後も「世界一好きな美術館」として心に染み付いている場所です。

趣味の国 英国らしく、ありとあらゆる歴史的工芸品が細かく収集されています。
国別工芸品から、彫刻/鋳物/テキスタイルといったジャンル毎の展示物があり、
「ドレス」コーナーにて、中坊の私が「およ、ファッションも後世に残るものなのだ」と
気づかされた場所です。
現物ほど、説得力をもつアウトプットはありません。

ギャラリー巡りの果てに、だいたい4対5で負けていて、
「ああ、なんて駄目なんだろう」と凹みかけのところで、
今回も、ある展示物にものすごい勇気をもらいました。
(ここは写真撮影OK!!)


兄貴



兄貴と名付けました。
元ごろの中国の木彫で、偉いお坊さんらしいです。

が、そんなことはどうでもいい。
21世紀の私に、「おい、そこのお前。何?」と凄む、
ものすごいパワーを500年も持ち続ける。

こんな漢になりたいと思いました。